N1 · 日本文學
舞姫
舞姬
舞姫(七・官職を喪ふ)
幾日もたたぬ間に、文部省より、本国送還の沙汰、つひに余の手元に届きぬ。
未幾日,文部省送還回國的批令,終於送至予手中。
余の留学は、これにて打ち切られ、官員の身分は、永く剥奪さるるなり。
予之留學,至此中斷;官員身份,從此永遭褫奪。
母国に在る老母の事、これまで仕への官庁の事、すべて頭にうかび来て、余は、あたかも夢にてもみるかの心地なりき。
母國的老母、向來奉職的官廳——種種,俱湧上心頭——予如同身處夢境。
本章字詞節錄
- 幾日いくにち
幾天、哪一日、何日
- 間あいだ
之間、縫隙
- 文部省もんぶしょう
文部省(明治至 2001 年的日本教育部)
- 沙汰さた
事件、突發事故