N1 · 日本文學
舞姫
舞姬
舞姫(一・帰朝の途上)
石炭をば早や積み果てつ。
煤炭已經早早地裝載完畢了。
中等室の卓のほとりはいと静にて、熾熱燈の光の晴れがましきも甲斐なし。
二等艙的桌邊極為靜謐,連熾熱燈的明亮光輝,也顯得徒然了。
今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌仲間も「ホテル」に宿りて、舟に残れるは余一人のみなれば。
今夜,每晚必聚於此玩紙牌的同伴皆已下榻旅館,留在船上的,唯予一人。
本章字詞節錄
- 石炭せきたん
煤炭、石炭
- 早はや
(文語)早已、早早地、迅速地
- 積み果てつつみはてる
裝載完畢、堆積完成
- 中等室ちゅうとうしつ
二等艙、二等客室