N1 · 日本文學
名人伝
名人傳
不射之射(弓を忘れた名人)
気負い立つ紀昌を迎えたのは、羊のような柔和な目をした、しかし酷くよぼよぼの爺さんである。
迎接意氣風發的紀昌的,是一位有著羊般柔和眼神、卻極為佝僂蹣跚的老爺爺。
大声に来意を告げると、相手の返辞をも待たず、背に負うた弓を外して手に執った。
紀昌大聲告知來意,不待對方回應,便從背後取下弓握在手中。
折から空の高くを飛び過ぎて行く渡り鳥の群に向かって狙いを定める。
正好有一群候鳥從高空飛過,紀昌向著它們瞄準。
本章字詞節錄
- 気負い立つきおいだつN3
気負い立つ、意気込む、張り切る
- 柔和にゅうわN2
柔和(にゅうわ)・温和で穏やかな様子
- よぼよぼよぼよぼN1
老朽無力的樣子、顫顫巍巍
- しかししかしN5
但是、然而