N1 · 日本文學
津軽
津輕
津軽(九)
弟も私の吹出物を心配して、なんべんとなく私の代りに薬を買ひに行つて呉れた。
弟弟也擔心我的青春痘,好幾次替我去藥局買藥。
私と弟とは子供のときから仲がわるくて、弟が中学へ受験する折にも、私は彼の失敗を願つたほどであつたけれど、かうしてふたりで故郷から離れて見ると、私にも弟のよい気質がだんだん判つて来たのである。
我跟弟弟從小就不和睦,弟弟考中學時,我甚至盼著他考砸;可是當我們兩人這樣一起遠離故鄉之後,我也漸漸看出了弟弟的好性情。
弟は大きくなるにつれて無口で内気になつてゐた。
弟弟隨著長大,愈發沉默寡言、內向害羞。
本章字詞節錄
- 弟おとうと
弟弟
- 私わたし
我(第一人稱)
- 吹出物ふきでもの
(皮膚的)青春痘、疹、疹子、皮疹
- 心配しんぱい
擔心、操心