N1 · 日本文學
津軽
津輕
津軽(三十三・蟹田の海・夜更けの散歩)
夜が更けて、N君もS君も、それぞれの家に帰つて行つた後、私はひとり、宿の窓を開けて外を眺めた。
夜深了,N君和S君各自回家後,我獨自一人打開旅店的窗戶望向外面。
蟹田の町は、もう寝静まつてゐる。
蟹田鎮已是夜深人靜。
海のはうから、低い、こもつたやうな波の音だけが、間断なく聞こえて来る。
只有從海的方向傳來低沉而悶悶的浪聲,連綿不絕。
本章字詞節錄
- 夜よる
夜、夜晚
- 君きみ
你(男性對下/同輩二人稱)
- 家いえ
房子、家
- 行くだり
行為、舉動