N1 · 日本文學
津軽
津輕
津軽(二十八・大人の友情)
「僕は、しかし君を、親友だと思つてゐるんだぜ。」実に乱暴な、失敬な、いやみつたらしく気障つたらしい芝居気たつぷりの、思ひ上つた言葉である。
「不過呢,我可是把你當親友的喲。」——一句實在粗魯、無禮、矯情得帶著裝腔作勢、自命不凡的話。
私は言つてしまつて身悶えした。
我說完之後渾身扭捏發燙。
「それは、かへつて愉快ぢやないんです。私は金木のあなたの家に仕へた者です。さうして、あなたは御主人です。さう思つていただかないと、私は、うれしくないんです。」
「那樣反倒讓人不愉快。我是在金木您家裡侍奉過的人。而您是我家少爺。您若不那樣看待我,我反而開心不起來。」
本章字詞節錄
- 僕ぼく
我(男性自稱)
- しかししかし
但是、然而
- 君きみ
你(男性對下/同輩二人稱)
- 親友しんゆう
密友、好朋友、知己、摯友