N1 · 日本文學
津軽
津輕
津軽(本編・一 巡禮)
或るとしの春、私は、生れてはじめて本州北端、津軽半島を凡そ三週間ほどかかつて一周したのであるが、いよいよこれから引返して行く。
某年春天,我有生以來第一次花了大約三週,繞行本州最北端的津輕半島一圈——序篇開頭那段話,現在便要折返回到那兒。
私はこの旅行に依つて、まつたく生れてはじめて他の津軽の町村を見たのである。
這趟旅行,是我有生以來第一次踏足津輕的其他鄉鎮。
それまでは私は、本当に、あの六つの町の他は知らなかつたのである。
在此之前,除了那六座鎮,我對津輕真的一無所知。
本章字詞節錄
- 或ある
某、某個(不特定的)
- 春はる
春天
- 私わたし
我(第一人稱)
- 生なま
生的、未加工、未煮的、生的