N1 · 日本文學
津軽
津輕
津軽(二)
金木は、私の生れた町である。
金木是我出生的鎮。
津軽平野のほぼ中央に位し、人口五、六千の、これといふ特徴もないが、どこやら都会ふうにちよつと気取つた町である。
它座落在津輕平原幾近正中央,人口五、六千,雖無甚特色,卻不知為何帶著一股都會氣息、有些故作姿態的味道。
善く言へば、水のやうに淡泊であり、悪く言へば、底の浅い見栄坊の町といふ事になつてゐるやうである。
好聽地說是如水般淡泊,難聽地說則是個徒重外表、底子淺薄的小鎮。
本章字詞節錄
- 金木かなぎ
金木(固有名詞)
- 私わたし
我(第一人稱)
- 生なま
生的、未加工、未煮的、生的
- 町まち
鎮、街市、街區