N2 · 日本文學
畜犬談
畜犬談(四)―波奇的無能と厚顔
ほかの人だったら、足蹴(あしげ)にして追い散らしてしまったにちがいない。
換了別人,一定早就踢開了事。
私のそんな親切なもてなしも、内実は、犬に対する愛情からではなく、犬に対する先天的な憎悪と恐怖から発した老獪(ろうかい)な駈け引きにすぎないのであるが、けれども私のおかげで、このポチは、毛並もととのい、どうやら一人まえの男の犬に成長することを得たのではないか。
我那般親切的款待,其實內裡是從對狗先天的憎惡與恐懼萌生的老奸外交,然而正因為有了我,這隻波奇毛色也整齊了,總算長成了一隻像樣的公狗,不是嗎。
私は恩を売る気はもうとうないけれども、少しは私たちにも何か楽しみを与えてくれてもよさそうに思われるのであるが、やはり捨犬はだめなものである。
我並無賣恩的意思,可料想也該讓我們多少樂一樂吧,可棄犬就是不行。
本章字詞節錄
- 足蹴あしげN1
用腳踢開、踢走
- 人ひとN5
人、客人 其他語境下的意思: - 人、人類
- 散さん
散、散開
- 先天的せんてんてきN2
先天的、與生俱來的