N2 · 日本文學
魔術
魔術(五)
私はこう言いながら、両手のカフスをまくり上げて、暖炉の中に燃え盛っている石炭を、無造作に掌の上へすくい上げました。
我邊這麼說,邊將雙手袖口捲起,將暖爐中熊熊燃燒的炭塊,無造作地捧到掌上。
私を囲んでいた友人たちは、これだけでも、もう荒胆を挫がれたのでしょう。
圍在我身邊的友人們,光是這一下,就已經被嚇得目瞪口呆。
皆顔を見合せながらうっかり側へ寄って火傷でもしては大変だと、気味悪るそうにしりごみさえし始めるのです。
大家面面相覷,深怕一不小心靠近會被燙傷,竟膽寒地往後退去。
本章字詞節錄
- 私わたし
我(第一人稱)
- いながらいながら
在家、坐而、坐而、在家
- 両手りょうて
雙手、兩手
- 上うえ
上、上面、上方