N1 · 日本文學
地獄変
地獄變
地獄変(六・娘の苦悩)
良秀の娘は、御邸に上るやうになつてからは、見ちがへるばかり、衣装も髪も美しくなりました。
良秀的女兒,自從入了大殿邸宅起,整個人變得彷若不同——衣著與髮飾,皆愈發華美。
しかし、夜が更けて廊下を歩く折ふしには、そのお顔に、いはれぬ翳りがさす事もございました。
可是,每當夜深而行於迴廊之際,她臉上偶爾會掠過一抹說不出的、暗暗的陰翳。
私ども女房衆も、それを見つけては、なんとなく胸の塞ぐ思ひが致しました。
我們女房們瞧見這神色,總覺得胸口悶悶地、堵著一股氣。
本章字詞節錄
- 良秀りょうしゅう
良秀(固有名詞)
- 娘むすめ
女兒、年輕女子
- 御邸ごやしき
御邸(固有名詞)
- 上うえ
上、上面、上方